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フランス式に競馬?
日本の競馬場にフランス人と行ってみよう

  • エンタメ

2017.9.25

フランスという国がある。ヨーロッパにある国で、競馬で有名な国だ。毎年10月には『凱旋門賞(G1)』という、世界中の競馬関係者はもちろん、競馬好きも、そうでない人をも注目させるレースがあるのだ。そんなレースがある国だからこそ、フランス人はみな競馬をするのだ、きっと。 


そこで競馬ネイティヴのフランス人と日本の競馬へ行き、馬券勝負をしてみたい。凱旋門賞を前に日本とフランスで戦っておきたいのだ。ということで、フランス人と競馬に行こうと思う。



フランスの競馬

日本の競馬場に行くと、芝の美しさや、建物の大きさなどで異世界に来たような気持ちになる。そこを光り輝く馬体の馬が走るわけだ。十分に競馬は美しく、オシャレだと思うのだけれど、ふと自分の格好を見ると短パンにTシャツでどうも日常感が半端ない。


いつもこの格好で競馬場に行く、これを書いている地主恵亮です



ということで、紳士的な格好で中山競馬場に来ました!


フランス人が普通

フランス人と競馬に行くとなるとやはり格好が大切、ということで、紳士の格好をしてきた。今回一緒に行くフランス人のステファニーさんもこのような格好で来るだろう。フランスで競馬といえば、上記のような格好になるはずだ。が。


ステファニーさんが来ました! 普通の格好で!


浮いた、いま中山競馬場で一番浮いた。フランス人の競馬と言えば、私のような格好で嗜むものではないのだろうか。オシャレではあるけれど普通の格好だ。私はフランスを勘違いしていたのかもしれない。


浮いたな、と思っています


地主:ボンジュール、、、


ステファニー:あ、はい、こんにちは。


地主:日本語ペラペラ!


ステファニー:あ、はい、そうですね、それよりその格好は?


地主:競馬といえばこの格好なのでは?


ステファニー:私は競馬をしたことがありませんが、そんな格好は誰もしません!


地主:え、待って! 競馬しないの? フランス人ってみんな競馬するんじゃないの? 呼吸の代わりみたいな感じで競馬するんじゃないの?


ステファニー:あんまりしないですよ! むしろ日本より競馬が一般的ではないですね! ただその格好が間違いであることだけはわかります。極一部、本当に極一部はそういう格好かもしれませんが、基本的にそんな格好はしません。


地主:でも、ステファニーさんは競馬をしたことがないのでわからないだけなのでは?


ステファニー:競馬をしたことはないですが、家の近くが競馬場でしたし、事前にお友達にフランス競馬のことを聞いても来たので、間違いありません。


地主:わかりました、今後一切、格好にだけは触れないでください。恥ずかしいので。


ステファニー:そもそもなんですが、その片眼鏡、地主さんはメガネをかけているので、いらないのでは?


地主:この格好にはもう触れないでください、恥ずかしさで泣きそうなので。



これが片眼鏡です


ステファニーさんは生まれも育ちもフランスという生粋のフランス人だけれど、大学時代に日本に留学していた経験を持ち、数年前から再び日本で暮らし、日本の銭湯についての本を執筆するなどしている。


競馬は初めてだそうです!


家族連れで気軽に競馬場に来ている人を見て、ステファニーさんは驚いていた。フランスでは日本ほど競馬は一般的ではなく、お金持ちの遊びだそうだ。競馬場に行く格好もスマートカジュアルだとか。どちらにしろ私ほどの格好はそうそういないらしいけど。


日本の競馬場では、こんな格好皆無だよね


競馬対決をする

ステファニーさんは競馬初心者だけれど、フランス人のDNAに競馬勘みたいなものがあるはずだ。10月に行われる凱旋門賞の前哨戦として、フランス人と日本人で競馬勝負をしようと思う。


戦います!


地主:ということで、馬券勝負です。10レースと11レースで勝負して、プラスの金額が多い方が勝ちです!


ステファニー:初心者なので不利ですね。


地主:そこはフランス人のDNAを信じてください! ちなみに1レースの掛け金は1000円までとします。それを超える金額を買ってはいけません。


ステファニー:わかりました! パドックを見たり、新聞をみたりして、見事に当ててみます!


地主:いい勝負になりそうですね!


ということで、パドックを見たりして、


10レースの馬券を


買いました!


地主:ちょっと待ってください、全馬の単勝買ってませんか?


ステファニー:分かったんです! 全部買えば絶対に当たるんです!


地主:小学生みたいな発想! いくら買ったんですか?


ステファニー:16頭すべて100円買ったので1600円です!


地主:1レース1000円までというルールをいきなり無視!


ステファニー:でも、これで絶対に当たります!


地主:これはフランス流なのかな、、、


ステファニー:地主さんは何を買ったんですか?


地主:1000円までなので、来そうな馬を選んで組み合わせは雰囲気です。


ステファニー: フフン、


地主:なんで鼻で笑うんですか?


ステファニー:私、絶対に当たるんで!


10レース後の写真です!


結果は15が1着となったけれど、私は2着、3着を外したのでハズレ。一方、ステファニーさんはもちろん的中させた。全馬買っているので絶対に当たるけれど、ステファニーさんは大喜びしている。


ステファニーさんが、


払い戻しをした、


直後にこの表情


15番の馬は1番人気で払い戻しは220円。1600円分馬券を買っていたので、当たってはいるけれど、損をしている。そのためあの大喜びは過ぎ去り、5キロくらい走ったのかな、という表情になっている。私は当然ハズれているので、疲れ切った表情をしている。


11レースを買いました!


食事と勝負結果

この勝負の最終レースとなる11レースの馬券を買った。パドックに行き馬を見て、競馬新聞とにらめっこして買った。ステファニーさんは馬券を的中させる方程式を導き出したのだろう。自信満々だ。


地主:また全馬分買ったんですね! もう1レース1000円までというルールは完全無視ですね。


ステファニー:ただ今回は全馬に100円ではありません。人気のない馬は200円買っています。


地主:さらにルール無視! 


ステファニー:それは地主さんもでは?


地主:日本男児の馬券の買い方です。好きな馬を一つ選び買うのです。1頭の馬を信じるのです! だからお金の問題ではないんです。好きな馬だから買うんです!


ステファニー:いやいや、好きな馬1頭って、7個も数字を選んでるじゃないですか!


地主:7000円分買いました! ただこれはさすがに当たると思うんですよ。当たればチャラですから。3は人気こそないですが、夏を走らせずに休養していましたし、休み明けに走る実績もあります。だから勝つんです、彼が!


ステファニー:じゃ、3番だけ買えば?


地主:私の服装以上に、それを言わないでください! 一旦、食事しましょう!


食事を買いに行きました


上記は中山競馬場にあるカレーライス屋「トプカピ」にフライドチキン屋「鳥千」をコラボさせたものだ。公式でコラボをしているのではなく、こちらで勝手にコラボさせたものだけれど、この組み合わせがすごく美味しいのだ。


美味しいです!


ちなみに今年のフランスの凱旋門賞が行われるシャンティイ競馬場では、ホットドッグが定番らしい。スマートカジュアルみたいな格好で食べるホットドックは本当にスマートでカッコいいと思う。私のこの格好もかっこいいけど。いい加減、自分でも見慣れてきた。


いよいよ11レースの出走です!


かなり興奮しています!


でもやっぱり、


こうなるよね


ステファニーさんは当たりました


地主:ハズレました、完全にハズレました。


ステファニー:当たりました、完全に当たりました。


地主:そりゃ、そうでしょ! 全馬買ってるんだから!!!


ステファニー:当たればいいんです。大穴狙いとかあるようですが、当たらなければ意味がないんです。


地主:ハズれた私には何も言い返せません。


ステファニー:私は当たりましたから。


ステファニーさんが払い戻しをしました!


ステファニー:300円戻ってきました、、、


地主:いくら買ったんでしたっけ?


ステファニー:2000円買ったので、1700円損ですね、、、


地主:さっきまでのテンションがなくなりましたね。


ステファニー:合計で3000円近く損してしまいました。


地主:私はこの11レースで7000円、その前で1000円ですから、8000円負けました、、、


ステファニー:地主さんは今日、最初にお会いした時からなんだか疲れた感じでしたよね。


地主:衣装でまず大きくハズしましたからね。馬主の方たちをさっき見たのですが、誰もこんな格好していませんでした。


ステファニー:フランスでもしていないので大丈夫です。


地主:なにが大丈夫なんですか!


ステファニー:私も負けているので、、、


地主:そうなんですよね、、、勝負になりませんでしたね、、、


フランスVS日本の勝負はドローでした!


日本対フランスの馬券勝負はドローに終わった。当たりはしたが、お互いマイナスで終わったのだ。この勝負は競馬で決着をつけようではないか。10月1日(日)にフランスで凱旋門賞があり、日本馬も出走する。ここで日本馬勝利という形でこの決着に白黒つけていただきたい。日本からでも馬券を買えるのでぜひ。


凱旋門賞でリベンジです!


凱旋門賞の馬券購入についてはこちら≫



ライター:地主恵亮(じぬしけいすけ)

1985年福岡生まれ。基本的には運だけで生きているが取材日はだいたい雨になる。2014年より東京農業大学非常勤講師。著書に「妄想彼女」(鉄人社)、「昔のグルメガイドで東京おのぼり観光」(アスペクト)がある。

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ステファニー コロイン

南フランスで生まれ、日本文学に興味を持ち、日本について深く研究したいという思いから2008 年、交換留学で来日。そのとき初めて銭湯と出会う。

その後日本を離れたが、縁あって再度来日。銭湯巡りをしながら、銭湯文化を世界中に広めるため、ブログやInstagramで銭湯の情報を発信。2015年には、日本銭湯文化協会公認の銭湯大使に任命され、幅広く銭湯文化の普及に携わる。

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