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夕刊フジ・ゲンダイ 有馬記念 記者対抗トークバトル

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2019.12.17

岡部:それでは、「夕刊紙対抗、有馬記念トークバトル」を始めさせていただきます。司会の岡部玲子です。よろしくお願いします。まずはファン投票1位のアーモンドアイからお伺いします。お手元の○×カードを出してください!

MC 岡部玲子

岡部:×がお二人・・・ま、水谷さんはそうかもしれない、と思っていたんですけども(笑い)。 


ゲンダイ 新居記者

新居:一番の関心ごとは熱発だと思うんですけど、ウッドチップで乗って、その日の午後に38.5度。通常の体温がだいたい38度くらいなんですよ。翌朝には38.2度に戻りました。無理をしないで(香港遠征を)やめただけで、国内のレースだったら、まず出走していたと陣営も言っています。確かに1日、運動はできませんでしたけど、有馬記念まで20日間あるので。ボクは買いたいなと思っています。


岡部:今、アーモンドアイを超える馬っていうのは日本でいますか。


新居:まずいないと思います。いろいろと危ないな、ってシーンはあったんですが、それすらも簡単に乗り越えてきている。


森田:初めての中山というのがカギになると思うんです。基本的に末脚の素晴らしい馬なので、直線の短い中山ではという心配はありますが、年をとるごとにレースが上手になっている印象を受けます。あとはあのレベルの馬にはコースが、なんて言わなくてもいいのかなと。有馬記念ってどうしても枠順が重要なウェイトを占めるんですけど、外枠に入ってもこの馬だったら関係ないくらい強いと思っています。


岡部:そして、水谷さんは×と。


水谷:ま、出てくる限りは100%に近い状態で出てくるでしょう。だから、状態面というのではなくて、やはり勝負ごとにおいて単純にケチがついた馬は買いたくない。ノーマークっていうふうにはしないですけど、相手の一頭ということで。それに有馬記念は何年かに1回、実力とはかけ離れたようなことが起こったりしている。そういうものが今回出てくるんじゃないかと。


勝羽:中山の小回りというのが大きなカギになるのかなと。それに、本質的には"中距離かな"というイメージなので、2,500mがどうなのかな、というのが自分の中でクエスチョン。 


岡部:みんなアーモンドアイを負かしにくると思うんですけど、どういう展開になるとアーモンドアイには厳しいですか。 


勝羽:よくあるのは閉じ込められて出られないとか。どのジョッキーも簡単には勝たせないと思うんですよ。激しい、厳しい競馬になるだろうと。



岡部:今度はファン投票2位のリスグラシューについて。


新居:以前の、ひ弱さがあって素質だけで走っていたころとは比べ物にならないし、競馬での自在性も出てます。今がちょうどピークに来ていると思う。


岡部:海外帰りということになりますけど。


新居:そこが一番のポイントになりますが、香港行った後の宝塚記念を勝ってますので。問題ないのかなと思います。


ゲンダイ 勝羽記者

勝羽:ハーツクライ産駒で年を重ねて良くなってますし、以前は430㌔しかなかった馬が460㌔に増えているので、本物だな、と。距離が延びた方がいいイメージは去年のエリザベス女王杯、今年の宝塚記念の走りもそうですし、面白い一頭ではないかなと思っています。矢作調教師がレーン騎手を確保しているあたり、抜け目のなさも感じます。 


森田:ハーツクライ産駒で成長力が素晴らしくて、レースが上手になって。有馬記念と宝塚記念は阪神の内回り、中山の小回りとトリッキーなコースなので結構、リンクする部分があると思っている。それにコックスプレートのムーニーヴァレー競馬場は直線が173㍍しかないんですけど、そこでまくって動ける機動力が中山では生きるかなと思います。


岡部:評価が高いリスグラシューですけど、水谷さんは……。


水谷:△かな(笑い)。ここ2走のレースぶりは非の打ちどころがない。ただ、今回はメンバーがかなり揃った。人気になるのならあまり妙味はないかなと見ています。



岡部:続いてファン投票3位のキセキについて。 

フジ 森田記者

森田:前に行く馬なんで、展開のカギを握ると思います。凱旋門賞は馬場が合わなかったというだけで片付けていいかは疑問なところもあるんですけど、これまでの実績、鞍上ムーアだったら軽視はできない。 


水谷:去年のあの展開で⑤着という結果から、今年のパフォーマンスを見て急激にキセキが強くなっているとは思えない。あと、去年より前にいく馬に厳しい流れになりそう。結構、先行馬がいるので3コーナーから一気にどんどん来るような感じの流れになると展開的には厳しいかと。


勝羽:キセキはフットワークが大きい馬なんで、小回りの競馬場は割り引いていいのかなと思っていて。小回りは実際、成績もよくないし、去年も負けてますからね。それに海外帰りで、ここ2走がメンタル面が心配になる負け方。ルーラーシップ産駒は負けると立ち直りに時間がかかるのが多くて。短期間で戻してこれるのか、というのがカギだと思います。中間の雰囲気も昨年に比べたら8割かなってイメージ。 


新居:去年の秋のパフォーマンスがピークという感じ。今年の大阪杯、宝塚記念ともに②着ですけど、特に宝塚記念は"逃がしてもらった"というイメージ。テンのダッシュが速い方ではないし、今年の有力馬はこの馬よりテンの速い馬もいますから、自分のペースで行けるかどうか。番手だとしてもうまく競馬ができるのかどうかということを考えれば、狙いづらいかなと思います。 


森田:ムーアだからとか、そういう単純な理由はないんですかね(笑い)。 


勝羽:ムーアは今まで日本の競馬ではあんまり逃げてないんですよ。600鞍ぐらい乗って、最初のコーナーでハナって20回くらいしかない。そういうのもふまえると、ないかなっていう…。


森田:実際、逃げないでってパターンもありえますよね。一応、さっき展開の鍵を握ると言いましたけど、ムーアで控える競馬はあるかもしれません。


勝羽:ただ、切れる脚がないんで、自分から踏まないといけない。それがウイークポイントかな。 


勝羽:中山でそれをやると自滅しそうな感じが。すいません・・・。


一同:(笑い)



岡部:凱旋門賞からの出走となると、ファン投票6位のフィエールマンも。


新居:凱旋門賞は馬場が合わなくて惨敗しましたけど、基本的に国内で負けた3戦というのは敗因がはっきり。ラジオNIKKEI賞は踏み遅れ、アメリカJCCは熱発明けでしたし、札幌記念は無理せず大外を回ってきたもの。負けはしましたけど、実力を出し切っての負けではないので。この馬は少ないキャリアでここまで来た天才少年というイメージがあり、菊花賞、天皇賞を勝ちましたし、その時は(香港ヴァーズを勝った)グローリーヴェイズを負かしています。ポテンシャルの高さはアーモンドアイに匹敵する感じもありますね。体質的な弱さはありますが、まだ伸びしろも残しています。まだまだ追い掛けたい馬です。

フジ 水谷記者

水谷:凱旋門賞は度外視していいと思います。確かに体調面は分からない面が多いけど、古くはスピードシンボリが凱旋門賞帰りでめちゃめちゃなデキやったのに勝ったという逸話もありますし。人気面で結構おいしそう。これが一番の推奨理由です(笑い)。


岡部:森田さんも魅力的な馬だと。


森田:でも、ルメールでなければ×。この馬の素晴らしさもありますが、ルメールとのコンビネーションの良さがありましたので。体調面に関しては短期放牧から戻ってきてトレセンでも順調な調整を進めているっていう意味では、それほど心配しなくていいのかな、と。


勝羽:カギを握るのは馬場かな。どっちかというとディープ(インパクト)産駒らしい高速馬場向きのタイプだと思うので、天候によって印は変えたいと思います。 



岡部:続いてファン投票4位サートゥルナーリア。


森田:秋の天皇賞の結果をみると力が足りないって見立てもあるし、世代比較で3歳がイマイチというのもあると思うんですけど、香港マイルはアドマイヤマーズが快勝して、その比較からするとやれるんじゃないかと。距離も神戸新聞杯の内容から大丈夫だと思います。中山2戦2勝の実績も侮ってはいけないのでは。あと、天皇賞からレースを使いすぎずにゆったりとしたローテーションで挑めるのもいいと思います。


岡部:では、勝羽さん。昨年はブラストワンピース本命でしたよね?


勝羽:はい。当てました。


岡部:昨年は3歳馬のレベルが高いんじゃないかということで、そういうお話をされてたみたいですが。


勝羽:ただ、今年はGⅠ馬が多くて全体的なレベルが。 


水谷:去年とは違うよね。


勝羽:なので、3歳馬っていう単純な比較はできないですけど、この馬自身は世代トップの力を持っていますし、東京での2戦(ダービー、天皇賞(秋))は輪乗りの時からイレ込んだので、もしかしたら返し馬行ってから待避所の場所があんまり好きではないのかな、と。そこからすれば、中山コースに替わるのはいいのかなと。


勝羽:体のボリューム感も今回はなかなかいいし。この馬の悪い時は左トモのバランスがイマイチなんですよ。この中間はそういう面を見せていないので。そういう意味ではいいのかなと。


岡部:ありがとうございます。では、水谷さん。


水谷:やっぱり、中山コースに替わるのがね。東京は相性が悪いといいますか。2,000mぐらいが一番いい気はするんですけど、中山の2,500mは東京の2,400mよりも短いですから(笑い)。ゴマカシの利く得意の中山なら、この馬の実績を評価しようと。それにこの時期になってくると3歳の上昇度が出てくると思いますね。


新居:去年、ホープフルSを勝った時に騎手の中でも「来年、全部持ってかれるぞ」って話が出たぐらい。でも、強い時は強いんですが、前走も「どれだけ伸びるんだろう」という手応えから伸びなかった。もちろん、テンションが高かったとかいろいろあるにせよ、不甲斐なさも同居しているので。持っているポテンシャルを生かし切れてないのかな。来年の馬かなと思っています。


MC 岡部玲子

岡部:では、3歳馬のワールドプレミアについて。


水谷:菊花賞のレベルうんぬんというのはあるんですけど、有馬記念の歴史をたどっていくと菊花賞で覚醒した馬がそのまま有馬もってね。マンハッタンカフェとか。そういうパターンにワールドプレミアも当てはまってるかなという感じがすごくするんで。強さを見せたのは菊花賞だけなんですけど、あれを上回るパフォーマンスを見せてくれる感じがヒシヒシとしますし、ここからは3歳馬が伸びてくるので、そういうところを重視したいですね。


森田:取捨選択が難しいんですけど、陣営が「完成は先」というニュアンスのことをずっと言ってきているので。その状況でこれだけ強ければ、すごいんじゃないかという見立てもある反面、まだ頼りなさもありますし、自分の中で噛み砕けてないですね。あと、関東圏に来たことがないんで、そういう面でリスクもあるかと。


新居:強かったのは菊花賞だけってイメージですね。ヴェロックスやサートゥルナーリアにも過去に負けてますので。ちょっと評価はできないですね。


勝羽:はい、新居記者の言う通りです(笑い)。例えがいいかは分からないんですけど、今年は牝馬のメロディーレーンが⑤着に来るぐらいですから。春GⅠの上位もヴェロックスぐらいしか出てなかったですし。最近の流行りとして菊花賞から直接、有馬記念というのはありますけど、来年以降の馬かなと思っています。



岡部:この流れで菊花賞をいっしょに走っていたヴェロックスもお願いします。


新居:勝てるイメージはないですけど、②③着なら、と。立ち回りが上手ですし、崩れないですよね。流れ込みなら馬券圏内も。


水谷:一番、馬券を買いたいのがこの馬。崩れないのは底力があるからだと思う。菊花賞のレベルが低かったのは確かなんですけど、この馬は距離が合わなかった。中山の2,500mはいかにも合いそうな感じがする。それにまた古いんですけど、有馬記念のパターンとしてリードホーユーとか……。


一同:古っ(笑い)。


水谷:3冠では勝てそうで勝てなくて、ここで覚醒して勝つというパターンが時々あるんで。 


勝羽:2,400mまでの馬かな、と。コーナーをいっぱい回ってしまうと(スタミナが)持たないと思うんですよね。実際、ジャスタウェイ産駒は1,800~2,000mで勝ち鞍が多い。 



岡部:続いてスワーヴリチャードにいきましょう。


新居:ジャパンカップは鞍上の手綱さばきが一番良かったんじゃないか、と。もともと左回りに良績が偏っている馬で、頭までは厳しそうですが、十分に馬券圏内と思っています。


勝羽:この馬、3歳の時点で有馬記念はキタサンブラックの④着がありますから、中山がダメってことはないですし、むしろ体力勝負の馬場や展開になれば、前走で見せたしぶとい脚が生きてくると思います。マーフィーとのコンビで息が合った競馬ができましたから、続けて乗れる上積みは大きいですね。何よりこの中間、非常に乗り出しが早かった。今までは一戦力走型で、走ってしまうと毛ヅヤも冴えなくなったりしたんですけど、この中間はそれがない。体調がいい。


勝羽:雨が降ればなおいいタイプ。今なら右回りでも。


水谷:ジャパンカップはちょっとうまいこといきすぎとちゃいます?マーフィーというのは怖いんですけど、あのパターンのレースがもう1回できるのかとなると。評価は控えめです。


勝羽:でも、水谷さんの好きな「勝っても人気にならない」パターンですよ。


水谷:そうそう(笑い)。


勝羽:おいしい、好きなパターンですよ(笑い)。



岡部:続いてレイデオロにいきましょうか。


森田:旬が過ぎたって見方ができなくもないですが、侮ってはいけない馬だと思いますね。東京でGⅠ 2勝ですが、立ち回りのうまさがセールスポイントなんで。


水谷:今年は物足りないレースが続いてますんで。急変する要因はあるんかなと。


勝羽:前回、新居記者も「非常にいい」と言ってたんですけど。負けて自信がなくなるような面が出てきている気がします。あんまり強くは打てないですね。


新居:気持ちと体のバランスがうまくとれていない感じがしています。 



岡部:続いてシュヴァルグラン。


水谷:ここ3走は全く見せ場がなかったんですけど、もともとよく分からないとこがあって。盛り上がってくる時に来なかったり、そうでない時に走ったり。7歳ですし、「終わった」で片付けるのは簡単なんですけど、こういう時にちょっと来るというパターンがあるんで、印は打ちたいな、と。


森田:掲示板に来たらすごいねって感じで、勝ち負けまではしんどいのでは。



岡部:そろそろ本命馬の発表に移らせていただきます。水谷さんがヴェロックス、森田さんがリスグラシュー、勝羽さんがスワーヴリチャード、そして新居さんがアーモンドアイ。バラッバラですね(笑い)。

水谷記者

水谷:打ち合わせしたようにバラバラ(笑い)。菊花賞を負けた時から決めてました。有馬記念に出てほしいな、と。あの負け方は距離だけだと思うんで。中山の2,500mはいかにも合いそう。馬券的にもこんなメンバーだから全然、人気ない。


岡部:森田さんはリスグラシュー。

森田記者

森田:さっきも言ったようにムーニーヴァレーの直線は短いんですけど、そこでも上手に立ち回れるようになったというのが最大のセールスポイントであり、また立ち回らせることができたレーン騎手の腕も見事。中山でも、と思います。 


岡部:新居さんはアーモンドアイ。

ゲンダイ 新居記者

新居:ひとことで言ってしまうと、このメンバーでもモノが違うってのが正直なとこです。天皇賞の前はなかなか状態が上がってこなくて、おそらく8割の状態でした。それでレコードに0秒1差ですから。現時点でも9割だと思うので、天皇賞よりは上。それに左手前の方が強いので、右回りの方がより切れます。3歳の春、シンザン記念を使いにいったのは、わざわざ右回りの直線が長いとこを求めたんですよ。調教でも右回りの方が伸びがいいです。自信の本命です。


岡部:勝羽さんはスワーヴリチャード。

ゲンダイ 勝羽記者

勝羽:前走のジャパンカップは体調が良ければこその勝利。それにハーツクライ産駒は「2度伸びる」。一度、中だるみの時期を経て、そこからまたグッと伸びる。それを考えれば、GⅠ 2連勝も。 



岡部:続いて対抗も出していただきましょう。これも全部違うんだ(笑い)。では、水谷さん。ワールドプレミア。 


水谷:ちょっと古い格言を言うと、「菊花賞馬が一番強い」。確かにレベルの問題はあるけど、やはりそこで楽勝といえる内容。これからの伸びしろにね。


岡部:森田さんはアーモンドアイ。


森田:強すぎる馬にはコースも関係ないということで。


岡部:勝羽さんはリスグラシュー。


勝羽:今年の戦績通り、力をつけて充実していますね。


岡部:そして新居さんがフィエールマン。


新居:この馬も天才型だと思ってます。普通じゃありえないような戦歴でここまで来ています。確かに凱旋門賞は負けましたけど、戻ってきてから馬がやる気を見せていますんで、さらにもう一段階上まで来てくれるんじゃないかなと。



岡部:では、穴っぽい馬を。勝羽さんはクロコスミア。


勝羽:エリザベス女王杯で3年連続②着。距離が長いところでマイペースで走れた時にしぶとさを出しているので、そこに注目すれば少し面白いのかなと思います。もし、雨が降っても。ステイゴールド産駒で全く問題ないですから。いつもGⅠで全く人気がなくて好走してるんで、4度目があってもいいかなと。



岡部:みなさんにも幸運が訪れますように。ありがとうございました。

記者全員

※座談会は12月9日に行われました。

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