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スポーツ7紙 有馬記念 記者対抗徹底討論会 関西篇

  • エンタメ

2019.12.17

舩山:今日はスポーツ紙7紙によります、有馬記念の徹底討論会を行いたいと思います。読者の方への素敵なクリスマスプレゼントとなるような、楽しいお話をしていただきたいと思います。


稲富:それでは、各記者の方々を紹介していこうと思います。

スポーツニッポン オサム

日刊スポーツ 岡本 光男(おかもと みつお)

スポーツ報知 山本 武志(やまもと たけし)

サンケイスポーツ 宇恵 英志(うえ ひでゆき)

デイリースポーツ 井上 達也(いのうえ たつや)

中日スポーツ 花岡 敦史(はなおか あつし)

大阪スポーツ 岡崎 翔(おかざき しょう)

以上、各紙代表の7名となります。

司会進行は舩山陽司と私、稲富菜穂でお送りいたします。どうぞよろしくお願いします。

進行の2人(舩山、稲富)

舩山:まずは、皆様のお手元に○×のプレートがありますので、このアーモンドアイに印を打つ人は○、そうでない人は×を上げていただきたいと思います。

おお~、×が1人いますね。オサムさん。

スポニチオサム

オサム:×は言い過ぎだとしても▲ぐらいかなと。穴党としては、むしろ出てきてくれて人気を背負ってほしい。


舩山:アーモンドアイの心配材料とは?


オサム:やっぱり発熱で香港を回避したことですね。大きな舞台になると、少しでも順調さを欠くと消し材料になる。


舩山:じゃあ○の皆さんにも順番に聞いていきましょう。


宇恵:普通に力があるし、そういう評価をしないといけない馬ですね。


舩山:特に心配材料はないと?


宇恵:心配材料はもちろんありますけどね。出てくるからにはある程度は重い印を打たないといけない。


井上:関東に聞いたところ、体温が上がったのは上がったけど、ふだんより少しぐらい。香港だからやめたけど国内だったら使ってるレベルだったようだ。そのへんの影響はないと思う。1つ不安点を挙げるなら、有馬記念はジョッキーたちも目が回ると言うぐらいコーナーが多くトリッキーなコースなので、そこの対応がどうかというところ。外枠を引いた時はちょっと…。


花岡:出てくる以上は○以下には落とさないつもりです。実績を重視したいので、○以下に落としたら失礼だと思います。

討論会模様1


岡崎:出てくればすごいパフォーマンスを発揮してくれる馬。距離や、中山という舞台設定がどうかとかいろんなことはあると思うが、能力は歴代最高レベルだと思っているので、勝ち負けレベルのパフォーマンスは発揮してくれると思っています。


山本:○を出しましたけど、気分的には×なんです。僕は体調よりも、中山コースに不安を感じてしまいます。内回りの秋華賞がもっとも苦戦したレースだったので、気分的には×なんです。ただ安田記念を負けた後の天皇賞(秋)であんな勝ち方ができるなんて、よほど能力がないと無理だと思うので、▲以下は打てないなと。


岡本:けっこう慎重に使ってきた馬なので、そういう馬が使ってくるということはもう大丈夫だということでしょう。能力的にも、昨年のジャパンCで先行して、あのラップで押し切っているのでね。中山でも普通に勝つでしょうという感じですね。



稲富:そして第2位がリスグラシューです。おお~、今回は井上さんだけが×ですね。

デイリー井上

井上:この馬は昨年、香港(ヴァーズ)帰りで金鯱賞2着。今年も香港(クイーンエリザベス2世カップ)帰りで宝塚を勝っているので、海外遠征明けでもある程度、走るというイメージがあると思います。しかしオーストラリアは滞在期間が長いし、検疫期間も長いので、そういうことを考えると、香港の時の帰国初戦のようにいくかな…というのが正直なところですね。 


舩山:検疫が長いと馬に影響があると?


井上:僕もこの報知新聞の慣れないスペースで、状態が良くないですからね。


一同:(笑い)


稲富:次は○の方の話を聞きましょう。


岡本:レベル的にオーストラリアは弱かったと思うけど、宝塚記念は強かったと思います。当時の阪神もシーズンラストで馬場が悪かったので、今の中山の馬場もいいのかなと。それに、強い馬というのはだんだん先行するようになってくるんですよね。シンボリルドルフとかもそうだし、先行する競馬ができているので、力を付けているんじゃないかと思います。


山本:ハーツクライとかジャスタウェイのように、4歳の夏から突然、力を付けてくる馬がいるんですけど、この馬は去年の夏から力を付けて、エリザベス女王杯を勝って以来、GⅠで勝てなかった馬がポンポンとすごいパフォーマンスを見せてます。素直にその成長力を信頼したい。 


岡崎:お2人とも言われたんですけど、成長力という面ですね。昨年の秋ぐらいから体重も大幅に増えていたし、やっぱり馬の中身が変わって、クラシックで善戦止まりだった当時とは1ランクも2ランクも上がった印象です。

中日花岡

花岡:宝塚記念は驚きました。直線ではバテるかなと思ったんですが、押し切ってしまったので、ああハーツクライが出てきたなという感じでした。矢作師もここを目標に仕上げてきますから、重い印を打たないといけないなと思います。


オサム:宝塚記念の時は本命にしていて、スタートした時に「どこ行ってんねん! 早いって」と叫んだんですけど、期待以上のレースっぷりでしたね。


宇恵:前から思ってたんですけど、距離を延ばしてからの方が良くなった。出遅れなくなったのもいいし。



舩山:凱旋門賞で結果は出なかったんですが、キセキとフィエールマンの2頭について聞きたいと思います。


稲富:それではまずキセキについてお願いします。


宇恵:昨年よりもいいと思っているけど、アーモンドアイやリスグラシューと比べると、下の方になっちゃう。重い印は付けないでしょうね。


オサム:凱旋門賞で走っていないんですよね。宝塚記念でも勝ち馬にあれだけ離されましたから。勝負付けは済んでいる。今回は前に行く馬もけっこういるし、かといって後ろから行って通用するメンバーでもありませんから。


舩山:○の井上さんはどうですか?


デイリー井上

井上:担当の方に話を伺ったら「フランスに行って走りが変わった。別次元に入ってきた」という話を聞いている。使い詰めの昨年より状態はいいと思うし、鞍上にも期待したい。


花岡:勝ち切れないし、海外帰りという事で重い印は打てませんね。


岡崎:調教を栗東でずっと見ていて、好調だった昨秋に比べると、気持ちも体もまだ入ってきていないのかなと…。それとフットワークを見ると、あまりコーナーリングは得意じゃないのかなと思って、適性面も含めて評価を落とそうと思っています。


山本:凱旋門賞で負けて帰って来た馬って、あまり走らないというか…マカヒキとかサトノダイヤモンドとかは向こうでの状態はすごく良かったのに結果が出ませんでしたよね。これだけのメンバーがそろっているし、今年の凱旋門賞組には印は打てないかな…というのが正直なところですね。


岡本:勝たないけど強いんですよね。昨年のジャパンカップも相当、速い時計で走っていますから。こういう馬は簡単に崩れないし、状態さえ良ければ好走すると思います。



舩山:さて、フィエールマンについてはいかがでしょうか。


宇恵:栗東の馬ではないので、海外から帰って来てからの様子も分からなければ、話を聞ける訳でもないし、本当に申し訳ないけど、今の段階では×かな。


オサム:やっぱり大敗の後遺症というのはあると思います。


舩山:唯一の○を出した井上さんは。


井上:単純に凱旋門賞のもともと力のいる馬場で、重馬場になったらディープインパクト産駒が走る訳がない。でも、1800メートルで勝っていた馬が菊花賞と天皇賞(春)を勝つんですから有馬記念で負けてもらっては困るんじゃないの?というぐらいのレベルの馬だと思います。中山も2戦して1勝、2着1回。どこに評価を下げる理由があろうか…。


花岡:重い印というわけにはいかないですね。前走から立ち直っているか不安だし。ノーマークにはできない…っていうところはありますけど札幌記念の負けが気になって、一線級と2400~2500メートルでまた戦った時に、掲示板は来るけど勝ち切れるかな?という思いはあります。


岡崎:山本さんがキセキの時にお話しされたように、凱旋門賞で大敗した時に後遺症が残ったという例があるので、ダメージが残る敗戦だと思うし、重い印は打ちにくいですね。


山本:この馬に関しては前回が3着以下になったのは初めてだったので、大敗のイメージはキセキ以上に気になるところ。



舩山:それでは次に3歳馬に移りましょう。今年はサートゥルナーリア、ワールドプレミア、ヴェロックスと3頭の登録があります。


オサム:特にサートゥルナーリアは今回、ムチャクチャ人気すると思うんですけど、気になるのはダービー4着、天皇賞(秋) 6着と人気を背負いながら馬券圏外に沈んでしまったこと。その敗因を把握できない限り、有馬記念では重い印は打てない。 

サンスポ 宇恵

宇恵:実際にホープフルSを勝っているから、小回りは器用に立ち回ってくるし、いい状態で行けば能力は通用すると思います。 


宇恵:ヴェロックスも小回りはうまく走る印象があるけど、ワールドプレミアは小回り向きの印象はないですね。


井上:サートゥルナーリアはかなり上位。天皇賞(秋)の近年の傾向はマイルを高速時計で勝っているような馬がトレンド。サートゥルナーリアに関しては、どこかでタメが利かないと瞬発力を発揮できないので、東京2000メートルは合わない。有馬記念はどこかで脚をためられるし、ためた時の強さに関しては神戸新聞杯もそうですし、中山のホープフルS、皐月賞を忘れていません。


井上:ヴェロックスは安定しているんですけど、突出していないそれが勝ち切れない要因なのかなと思います。


井上:ワールドプレミアは皐月賞馬、ダービー馬が出ていないレースの菊花賞馬なので、能力的な判断がつきづらい。


大スポ岡崎

岡崎:サートゥルナーリアは世代の中では突出した能力があるし、中山でも結果を出しているので評価を下げることはない。ヴェロックスに関しても、サートゥルナーリアと接戦だった皐月賞を考えると、中山という舞台設定ではサートゥルナーリアと互角かもしれない。ワールドプレミアに関しては、上昇度はあるし力も付けているんですが、古馬相手でどこまでやれるか…という位置づけですね。 


山本:サートゥルナーリアよりもヴェロックスの方に厚い印を打とうと思っています。小回りの器用さと適性が優れていると思うんで、前走の菊花賞も正攻法の3着だったし、サートゥルナーリアが人気になってこの馬が離されるようだったら、この馬から入るのもありかな…と思っています。


岡本:サートゥルナーリアは持っている能力は相当、高いと思います。皐月賞は休み明けというのもあったんですが、ずっと外を回っているんですね。ルメールがそれでも勝てると判断したんでしょうけど、ヴェロックスは真ん中を走っていたので、着差以上に強い競馬だったと思いますね。



稲富:次はジャパンCを勝ったスワーヴリチャード


舩山:え~!全員一致の×ですか。


岡本:ジャパンカップを勝った馬はディープインパクト以来、有馬記念を勝っていない。昔からジャパンカップで最先着した馬はきつい競馬をしているぶん、走らない傾向がある。


山本:天皇賞(秋)→ジャパンカップ→有馬と厳しいローテーションだし、前回が得意な東京2400メートルで最高の騎乗で勝ったことを考えたら、有馬で再現するのは微妙かなと思います。


岡崎:宝塚記念3着→天皇賞(秋) 7着と負けているし、やはり全盛期と比べたら力は落ちていると思います。 


井上:前走は前日がすごい雨で当日は重馬場でした。内はちょっと渇いていたけど外は相当、悪かったですね。この馬は内を通っていたし、もともと道悪がうまい馬ですから。あの勝ちをそこまで評価していいのか…。



舩山:今までお話しいただいたほかに、注目馬はいますか?


オサム:僕の本命候補はスカーレットカラーです。


舩山:府中牝馬Sはすごい脚でしたよね。


オサム:あの後、天皇賞(秋)に登録したように、陣営の志はすごく高い。エリザベス女王杯はあんな結果に終わったけど、今回は反撃がありそう。


ニッカン 岡本

岡本:アエロリットです。メチャメチャしぶといですよね。この馬は2000メートルより長い距離は走ったことがないんですが、有馬記念ってコーナーが6つもあるんで、マイラーや中距離馬でも距離がもってしまうことがあるんですよ。 


岡崎:僕はエタリオウですかね。天皇賞(春)から3戦は後ろからの競馬になって、ちょっと届かずという競馬が続いていたけど、ジャパンカップではスタートも決まって、前でレースができましたからね。今回につながるレースだったと思います。


舩山:それでは皆さまの本命、対抗、穴馬を発表していただきたいと思います。



稲富:現時点での本命馬をドドーンと書いてください! 

進行の2人(舩山、稲富)

舩山:山本さんはヴェロックスですね。

報知 山本

山本:3歳馬が過去10年で5勝していますが、この内4頭が菊花賞から来ています。やっぱり余力というのが大きいと思うので、菊花賞から行くというローテーションは魅力的だし、小回りの適性も抜群です。勝ち切れないところはあるんですけど、これらのプラスアルファでこの相手でも逆転できないかなと感じています。


舩山:岡崎さんはリスグラシューですか。


岡崎:去年の秋以降の上昇度はこのメンバーでも1番だと思います。そういう意味で、アーモンドアイにどれほど迫れるか、もしくは逆転できるか…それほどの可能性をこの馬に感じています。

中日 サートゥルナーリア

花岡:3歳馬のサートゥルナーリアにしました。去年のブラストワンピースの勝ち方を見ると、この時期の2キロ差は大きいと思います。あと、スミヨン騎手が「天皇賞(秋)の時は自信があったのに結果が出なかった。今回またチャンスをもらった」と言っていたので、巻き返してくれると思っています。


舩山:井上さんはサートゥルナーリア。


井上:天皇賞(秋)に関しては走らない条件がそろっていたので、負けるべくして負けたと思いますし、よく6着に頑張ったなというぐらいの感覚。それ以上の距離でタメが効いて瞬発力をいかんなく発揮できると思います。


舩山:オサムさんはスカーレットカラー。

スポニチ スカーレットカラー

オサム:自信はまったくないです。


一同:(笑)


オサム:でもムチャクチャ荒れそうな感じはあります。アドマイヤモナーク級に頑張ってくれたら。


舩山:宇恵さんはリスグラシュー。


サンスポ リスグラシュー

宇恵:今が旬だし、変な競馬はしないだろうと。東京でアーモンドアイと対戦しても勝てないけど、中山だったらあるいは…と思います。


舩山:岡本さんはアーモンドアイ。


岡本:アーモンドアイが1番強いです。普通に勝つでしょう…ケタが違うと思います。


舩山:続いて対抗について伺いたいと思います。サートゥルナーリアの宇恵さんから。


宇恵:まともに走ったら3歳馬の中では1番強いかなと思えるし、中山とも合うでしょうということですね。


舩山:オサムさんはアエロリット。


オサム:荒れる形として、先行馬がそろって後ろから追い込みが利く場合と、行き切れた場合の前残りがあるんですが、本命が追い込みで対抗が先行馬って、どんな競馬やねん。


一同:(笑)


舩山:井上さんはフィエールマン。


井上:先ほども言ったように凱旋門賞は競馬していないんで参考外です。あらゆる条件で結果を出してきたし、国内では馬券圏内を外したことがない馬ですから。2頭軸の相手として推したいですね。


舩山:花岡さんはアーモンドアイ。


花岡:出てくる以上は馬券に絡んでもらいたいですね。実績を考えても対抗以下に落としたら失礼。


舩山:岡崎さんもアーモンドアイですね。


岡崎:能力は歴代でも最強クラスだと思っているので、調整の不安とか適性の面とか不利な条件でも結果は出してくれるでしょう。


舩山:山本さんはリスグラシューですか。


山本:去年の秋からほとんどGⅠだけを6戦して3着以下がないんだから、安定感ならこの馬だと思います。大崩れするシーンは考えられないので、対抗はこの馬かなと。


舩山:岡本さんもリスグラシューですね。


岡本:宝塚記念を見ていたら相当、能力が高いと感じますね。



舩山:それでは3番手の候補についてどなたかありますか。


井上:アーモンドアイに関しては、すでに語り尽くされていますよね。そこでさっき食べたお弁当に付いていたおみくじが小吉で、金運が利益少なし…ということで、そんなに利益がいらないよと言うんであれば、アーモンドアイを買おうかなと。ところで岡本さんのおみくじはなんでしたっけ? 


岡本:「口を慎め」でしたね。


一同:(爆笑)


舩山:オサムさんは、これも牝馬のクロコスミア。


オサム:大波乱しか見えない。アエロリットとの「行った行った」ですね。


山本:それにスカーレットカラーが絡んで、3連単やったらいくら付くねん? 


オサム:日本で僕だけが取れます。



舩山:見応えのあるレースが期待できそうですね。今年もいい有馬記念、思い出に残る有馬記念にしていただきたいなと思います。本日は長い間、ありがとうございました。


※座談会は12月10日に行われました。

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